プロが教える “自分に本当に似合う服”を見つけるヒント

トピックメインイメージ
2023.11.01
SHARE
facebookアイコン Xアイコン lineアイコン

「自分に似合う服がわからない」「着てみたらしっくりこない」…そんな方にぜひお試しいただきたいのが、日本顔タイプ診断協会と大丸松坂屋百貨店ファッションナビプレミアムの監修のもと、アナザーアドレスでスタートした【ファッションタイプ診断】。診断結果をもとに、アナザーアドレスがあなたにぴったりの服をレコメンド。生まれ持った骨格や肌の色、顔のテイストから似合うファッションを導き出してくれます。

今回は【ファッションタイプ診断】の監修元でもある診断のプロのお二人に、たくさんのアイテムの中から、本当に似合うアイテムを見つけるヒント、ファッションをもっと楽しむコツを伺いました。

 

 

岡田実子さん 

イメージコンサルタント。一般社団法人日本顔タイプ診断協会代表理事。イメージコンサルティングサロンHAPPY SPIRAL代表。カラースクール、イメージコンサルタントスクール、メイクスクール、骨格診断、スタイリストスクールなど7つのスクールに通い、2005年よりイメージコンサルタントとして起業。多くのお客様にアドバイスをするうちに「顔」が似合う服を大きく左右することに気づき、日本初の顔タイプを8つに分類して似合う服を分析する理論【顔タイプ診断】を確立。公式ホームページ https://kaotype.jp/  (外部サイトにリンクします)


 

 

能田美香さん

大丸松坂屋百貨店 ファッションナビプレミアム担当。入社後、婦人服、子ども服やジュエリーなどさまざまな売り場を経験し、パーソナルカラーの資格を取得。「カラーアナリスト」「骨格診断アナリスト」「フォーマルアドバイザー」などの専門知識を持つ、大丸松坂屋百貨店のパーソナル診断サービス ”ファッションナビ”の立ち上げスタッフ。お客様の要望やなりたいイメージや予算などを伺いながら、診断結果をもとにパーソナルなコーディネートのアドバイス、ショッピングのお手伝いをする。

 

 自分を知ることで魅力をさらに引き立てる

顔タイプ、パーソナルカラー、骨格タイプの診断で似合う服を導き出す【ファッションタイプ診断】——そもそもそれぞれの診断とはどんなもの?


能田さん 骨格によって、その人に似合うデザインや素材、着こなしはさまざま。ひとりひとりが生まれ持った骨格や筋肉のつき方、肌の質感などから似合うファッションを導き出すのが<骨格タイプ診断>です。自分の体型を最もきれいに見せるスタイルを知ることができます。そして肌や目、髪などの色から似合うカラーを導き出すのが<パーソナルカラー診断>。生まれ持った色と雰囲気が調和して、より個性を素敵に引き立てるカラーがわかります。

岡田さん 顔タイプ診断は、顔のパーツ配置や立体感、輪郭の特徴やバランスから、8つのタイプ<クール・クールカジュアル・フレッシュ・キュート・アクティブキュート・ソフトエレガント・エレガント・フェミニン>に分析、理論的に答えをだしていく診断です。

長年イメージコンサルタントとして、パーソナルカラーと骨格診断から似合う服をアドバイスしてきましたが、その通りに着ても服が似合わない人がいる、という現実に突き当たりました。そこから分析を重ね、“似合う服”を決める最終項目は「顔」であるということがわかりました。

 

顔の印象次第で、似合う服の形や色、素材も異なります。もっと言うと、服だけでなく髪型、靴、バッグ、メガネ……すべてに関わってくるのが顔タイプ診断なのです。

“似合う”がわかるとファッションがもっと楽しく

岡田さん 8タイプに別れている「顔タイプ診断」では、大きく言うと自分に合ったテイストを知ることができます。色やシルエットが似合っていても、テイストが合わないと似合ってみえないですよね。インテリアで例えると、ベルサイユ宮殿の雰囲気に北欧テイストの家具がマッチしないのと一緒です。

服選びに悩んでいらっしゃる方も多いと思いますが、まずは自分のテイストを知ること、そしてテイストのあったブランドから絞る、というのもいいと思います。似合っているテイストのなかで、さらに自分にあったシルエットや素材感を選ぶと、その方自身の魅力が引き立ち、素敵に輝くはずですよ。

 

アナザードレスのファッションタイプ診断でいうと、まずは、印象に関わる顔タイプ診断、首から下のスタイルアップを叶えるなら骨格診断、どの色の服にしたら顔写りがいいのか、どんなメイクや髪色が映えるのかなど、首から上の印象を素敵にしてくれるのがパーソナルカラーの要素、と順に考えていくと服も選びやすくなります。


能田さん 似合わないと思っていた形の服も、素材や色を変えるだけで似合うようになったり、新しい魅力を引き出してくれることがあります。これまで店頭でたくさんのお客様の診断をしてきましたが、本来持っているご自身の魅力を知らずに生きている人がほとんど。この服は似合わないだろう、と自ら選択肢を狭めてしまっている方が大変多いなと感じますね。

岡田さん 【ファッションタイプ診断】は人それぞれの個性をポジティブに肯定してくれるもの。自分に似合うものを理論的に知ることで、自信がついたり、コンプレックス解消に繋がったり、ファッションをより自由に楽しむための一歩に繋がりますし、挑戦する後押しになればいいなと思います。

たくさんの服を試して、成功パターンを知る

岡田さん 最近はウェブ上でもさまざまなサービスがあって自己診断もしやすくなりましたが、実際に自分の診断結果がわかっても、似合う服が選べない、わからない、という人が非常に多いんです。このアナザーアドレスのサービスはそれぞれのファッションタイプに合った服を具体的におすすめしてくれるから画期的ですよね。

 

能田さん 服を買って着る、となるとハードルが高いですが、アナザーアドレスでは気軽にトレンドの服や人気のブランドの服を試すことができるのがいいですよね。どんどんトライして、自分らしいおしゃれを発見してほしいです。

岡田さん おしゃれな人ってトライ&エラーの回数が多いんです。だからどんどん試してみて、全身鏡で自分の着こなしをチェックしてみる。そうすると「この色は似合う」「このシルエットはスタイルがよくみえる」といった成功パターンが必ず見えてきます。ファッションタイプ診断が、コーディネートの成功パターンを見つける手助けになるはずですよ。

思っていた結果と違った、そんな時……

——自分の理想のスタイルと診断結果にギャップがある場合はどうしたらよいのでしょうか。

 

岡田さん 自分の好きなスタイルと診断結果が異なるときには、まず遠いところから、というのが解決法のひとつ。靴やバッグ、ボトムスなど、顔と遠いものから取り入れるとなじみやすいです。あとはヘアメイクを寄せること。顔まわりの雰囲気が寄ってくると似合いやすくなってくると思います。

能田さん メイクは眉だけでも印象がだいぶ変わってきますよね。“ないものねだり”の方というのは案外多いんです。診断と自分の好みや理想のスタイルが違っても、色をうまく使ったり、素材の工夫をしてみることで似合う着こなしが見つかると思います。

岡田実子さんが教える<顔タイプ別>ワンピースの選び方

冬のおでかけシーンに出番の多いワンピース。岡田さんが顔タイプ別に選び方のポイントを教えてくれました。

 

 

【キュート】女性らしい、かわいらしいがキーワード。透け感があったり、柔らかい感じのものがおすすめ。レーヨン、シルクなどとろみのある素材感もよいと思います。どこかに丸みがあったり、ギャザーが入っていたりすると似合いやすくなってきます。

左)Arobe ストレッチポンチミニドレス
中央)RIV NOBUHIKO ギャザー切替ビーズモチーフワンピース
右)REDValentino フラワープリントリボンタイミニドレス

 

 

【アクティブキュート】色か柄にインパクトを持ってくるのがおすすめです。少しデザインに強さがあってもばっちり着こなせます。柄がないものは、色に強さを持ってきても。素材にハリを持たせるのもポイントです。

左)REDValentino ボウタイショートスリーブワンピース 
 中央)BAUM UND PFERDGARTEN パンジープリントVネックワンピース
右)Arobe コンパクトジャージーワンピース

 

 

【フレッシュ】フィット&フレアのシルエットというよりは、ウエストを絞ってないストーンとしたスタイルのほうが似合いやすいのがフレッシュタイプ。シンプルで爽やかな印象になります。フリルなどの装飾がないデザインを選ぶのがおすすめ。

左)lelill セーラーフラップワンピース
中央)MM6 Maison Margiela デザインスリーブシャツワンピース
右) furuta フラワー刺繍クレープシャツワンピース 

 

 

【クールカジュアル】クールカジュアルさんはかっこよさが入ると、ぐっとおしゃれに見えるので、モードな雰囲気や黒いアイテムなどを取り入れましょう。アシンメトリーのデザインなど、かっこよさとカジュアルさがミックスしたものがおすすめです。

左)EBONY ネックベルトサテンワンピース 
中央) 3.1 Phillip Lim アシンメトリーヘムサテンコンボドレス 
右)UN3D マルチストライプドッキングワンピース

 

【フェミニン】女性らしくてきれいめのフェミニンさん。ミニ丈よりは少し足元が隠れたほうが大人っぽくなります。オフショルのデザインなど、大人の女性らしい肌見せもおすすめです。黒い服を選ぶ際には、形や素材に女性らしさを取り入れてみてください。

左)kaene オールレースドレス
中央)FRAY I.D ケミカルレースコンビワンピース
右)troisieme chaco オフショルダーワンピース

 

 

【エレガント】大人っぽく華やかがキーワード。シンプルだと寂しい印象になってしまうので、デコラティブなデザインや、トレンドのケープ型だったり、ちょっと目を引くようなデザインやシルエットのほうが似合いやすいタイプです。

左)MM6 Maison Margiela ドレープサテンタイバックミディドレス
中央)3.1phillip Lim コラージュフラワ一プリントラッフルドレス
右) FRAY I.D コットンサテンフリルワンピース 

 

 

【ソフトエレガント】シンプルだけれども大人っぽいものが得意。体にフィットするシルエットのものを上品に着こなしましょう。装飾がありすぎるとやりすぎ感がでるので、レースやシルクの上質な素材感のワンピースがおすすめ。

左)troisieme chaco ジャカードギャザースリーブワンピース
中央)Arobe 【別注】草木染めギャザーワンピース 
右)kaene リボンベルト付ラメジャガードドレス 

 

 

【クール】スタイリッシュなものが似合うタイプ。パフスリーブのような丸みのあるデザインは顔の印象とマッチしなくなってくるので、避けるのがベター。カッティングが直線的なものを選びましょう。色はモノトーンや寒色系がおすすめです。

左) Victoria Beckham ドルマンスリーブミディワンピース 
中央) CINOH ケープディテールスリットスリーブドレス
右)furuta くるみボタンIラインワンピース 

冬のファッションを楽しむアドバイス

岡田さん 冬のコーディネートはシンプルになりがちですが、新しいものがないと生活もスタイルもマンネリ化するので、色や柄から新しいものを積極的に投入してみてはいかがでしょう。普段は買わないアイテムや色を投入することで個性がでますよね。

 

能田さん コートはどうしてもモノトーンやベージュなどベーシックカラーなど、万能に着られるものを選びがちですが、診断をヒントに、キャップやマフラーなど小物できれいめアクセントカラーを加えると、グッと印象が変わります。

岡田さん 自分の気持ちを上げるためにも【ファッションタイプ診断】をうまく活用して、冬のコーディネートを楽しんでほしいです。

 

 

PICK UP