スタイリスト・西ゆり子さんが主宰する「着る学校」が、“着る力”を身に付ける独自プログラムをアナザーアドレスのために特別にアレンジしてお届けする「着るレッスン」。Lesson13では「素材から服の風合いを読み解こう」と題して、品質表示タグから服の風合いの違いを読み解いてみました。
今回お送りするLesson14では、「素材」と「色(発色)」の関係性にフォーカス。同じ色でも素材によってどのくらい印象が変わるのか、具体例を挙げながらご紹介します。Lesson12でご紹介した「素材の種類と特徴」と併せてご確認ください!
【左】2wayボリュームスリーブブラウス(エレンディーク)
素材:綿100%
【右】バイカラーパイピングブラウス(エレンディーク)
素材:ポリエステル100%
※パイピング部分はポリエステル94%、ポリウレタン6%
最初にピックアップするのは、エレンディーク(ELENDEEK)のブラウス2点。左はコットン100%の2wayボリュームスリーブブラウス、右はポリエステル100%のバイカラーパイピングブラウスです。どちらも黄色のブラウスですが、左の方はナチュラルで優しい発色、右の方はパキッと鮮やかな発色になっています。また、同じようなパフスリーブデザインですが、左はふんわりとしたエアリーな仕上がりに、右はハリ感のある立体的な仕上がりになっているのも印象的です。
【左】リネンタックパフスリーブワンピース(サイ)
素材:麻100%
【右】スタンドネックフレアスリーブワンピース(フォルテ フォルテ)
素材:アセテート58%、レーヨン42%
続いてはブルーのワンピースをピックアップ。写真左・サイ(SCYE)のリネンタックパフスリーブワンピースは涼しげなリネン、写真右・フォルテ フォルテ(forte_forte)のスタンドネックフレアスリーブワンピースは艶のあるアセテートとレーヨンで構成されています。どちらも同じ淡いブルーのワンピースですが、左は落ち着きのある発色で、休日のお出かけ着にぴったりなリラックスした印象。カゴバッグや麦わら帽子など夏らしいアクセサリーとの相性が良さそうです。一方、右はシルキーな発色で華やかな印象なので、パーティーや会食などのシーンにぴったり。アクセサリーは、レザーバッグやシルバージュエリーなどクラス感のあるものがマッチします。
このように、同じ色の服でもどのような素材で構成されているのかによって、印象や似合うアクセサリーは異なります。「素材」と「色(発色)」の関係性をうまく使って、自分好みのコーディネートを完成させましょう!
以上、Lesson14「“素材”と“色(発色)”の関係性」いかがでしたか?次回は6月15日(土)公開予定です。お楽しみに。
着る学校:https://www.stylingschool.org/※外部サイトに遷移します
PICK UP
ELENDEEK
2wayボリュームスリーブブラウスFREE ◯
ELENDEEK
バイカラーパイピングブラウスFREE ◯
SCYE
リネンタックパフスリーブワンピースS ◯ / M ◯
forte_forte
スタンドネックフレアスリーブワンピースS ☓ / M ◯