スタイリスト・西ゆり子さんが主宰する「着る学校」が、“着る力”を身に付けるための独自プログラムをアナザーアドレスのために特別にアレンジしてお届けしている「着るレッスン」。Lesson28では「服のサイズ」にフォーカスし、自分の体型に合ったサイズを知る大切さと、自分の体型に合ったサイズにとらわれない遊び心を持つ大切さについてお伝えしました。
いよいよラストパートとなる今回のレッスンからは、「トレンド」と「ブランド」にフォーカスします。誰しも流行の服をおしゃれに着たいと思うもの。「トレンド」は、関心の高いテーマですよね。ブランドも多種多彩にあり、いろいろあって嬉しい反面、逆に選べないという人もいるかもしれません。難しいけれど、これらを味方につけると、おしゃれがぐっとパワーアップしますよ。ワンランク上のおしゃれを楽しみましょう!
「トレンド」はファッションにおいて切り離せない要素ですが、そもそも「トレンド」とは何なのでしょうか?今、何が流行っているかについて考える前に、Lesson29では「トレンド」そのものについて考えてみましょう。
トレンド、流行とは「ヘンなもの」と、着る学校では教えているそうです。デザイナーが、美しさを追求した結果、生まれたものがトレンド。見たことのない新しいものだから、一般の人には「ヘン」に映るというわけです。言い換えれば、トレンドというのは、旬という、とてつもないパワーを持ったファッションということです。
多くのトレンドは、世界各地で開催されるファッションブランドのコレクションで発表され、3年から5年でストリート、私たちが着る服へと広がっていきます。トレンドの始まりの時期を知っておくと、今が「はしり」「さかり」「なごり」かがわかってくるでしょう。
ミニスカートやAラインのように、普遍的な美しさとなって定着したトレンドもあります。トレンドに敏感であることも大事ですが、一番は、自分の気持ち。着たいかどうかを大切にしてください。
「トレンド」は「アイテム」や「カラー」が紹介されがちですが、一番注目してほしいのは、「バランス」です。例えば、多くのブランドから展開された「クロップド丈」は、ただ単に短丈のアイテムが流行したわけではなく、「Small×Big」のバランスがトレンドとなったのです。旬のバランスを取り入れれば、時代の風に乗り「私、なんかいけてる」と思えるはず。自信が戻ってくれば、いつの時代の服だって、かっこいいでしょと、どんどん着られるようになります。一度、流行のバランスにチャレンジしてみましょう。
以上、「トレンド」についてご紹介しました。来週からは「トレンドの取り入れ方」についてお伝えします。お楽しみに。
着る学校:https://www.stylingschool.org/
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