「カミヤ」とは？デザイナー・神谷康司さんが手掛けるファッションブランドを紹介

2024.10.21

300以上のブランドの中から、好みのアイテムを自由に選んでレンタルできるアナザーアドレス。歴史ある老舗ブランドから、若手デザイナーが手掛ける気鋭ブランドまで多種多様なラインナップが揃います。

今回は、メゾンミハラヤスヒロ(Maison MIHARA YASUHIRO)を運営するソスウ(SOSU)のブランド、カミヤ(KAMIYA)にフォーカス。ブランドの人気アイテムや最新コレクションに触れながら、若きデザイナー・神谷康司さんが率いるカミヤの魅力に迫ります。なお、本記事でご紹介するアイテムは、すべてアナザーアドレスでレンタル可能です。気になるアイテムはぜひお試しください。

INDEX

カミヤとは？

カミヤは、デザイナー・神谷康司さんが手掛ける日本発のファッションブランド。前身のブランド「マイン(MYne)」は、メゾンミハラヤスヒロの派生ブランドとして誕生し、2023年秋冬コレクションより神谷さんの名前を冠した「カミヤ」として新たにスタートしました。

そんなカミヤが提案するのは、ヴィンテージやアーカイブと現行品をミックスさせるファッションカルチャーをインスピレーション源とした独自のスタイル。ダメージ加工に代表される表情変化を駆使したコレクションを展開しています。

■神谷康司(KOJI KAMIYA)
1995年生まれ、愛知県出身。高校卒業後、大阪でアパレルキャリアをスタート。兼ねてより古着カルチャーが深く根付く大阪の地で、ヴィンテージやアーカイブと現行品をミックスさせるファッションカルチャーに強い影響を受け、ヴィンテージショップで販売キャリアを重ねる。その後、三原康裕に師事、ソスウ社のストリートレーベル「マイン」に参画し、自身のコミュニティを形成。2018年に「マイン」のブランドディレクターに就任。モード感のあるストリートウェアに自身のルーツでもあるヴィンテージのスタイルを投影した物作りを展開する。2023年、ヴィンテージスタイルを軸にストリート・ブラックミュージックなどのカルチャーを融合させたオリジナルブランド「カミヤ」をスタート。

ブランドを代表するアイテム

前述の通り、カミヤが得意とするのは色落ち加工やクラッシュ加工など高度な加工技術を駆使した物作り。従来の服作りの枠にとらわれない新鮮なアプローチは、多くのファンを魅了しています。

エイジング加工が施されたベスト

たとえば、厚手のダック生地を使用したベストは、全体的にエイジング加工が施されたカミヤらしい1着。色落ちやクラッシュ加工に加え、ペンキが飛び散ったようなディテールが施され、ヴィンテージライクな雰囲気を一層引き立てています。

PICK UP

KAMIYA

ボロダックベスト

S ◯ / M ◯

KAMIYA

ボロダックベスト

S ◯ / M ◯

ペンキ汚しが施されたペインターパンツ

ベストと同様に、部分的にクラッシュ加工やペンキ汚しが施されたペインターパンツも魅力的。程よいワイドシルエットで、シャツからニットまで幅広いアイテムと相性抜群です。

PICK UP

KAMIYA

ボロダックペインターパンツ

S ◯ / M ◯

KAMIYA

ボロダックペインターパンツ

S ◯ / M ◯

後染めを施したチェック柄シャツ

オーバーダイチェックシャツは、チェック柄のシャツを後染めすることで新たな表情を生み出したユニークな1着。フロントとバックには元のチェック柄が円形に残り、インパクトのあるルックスに。裾はカットオフ加工によって、ほつれたような風合いに仕上げています。

PICK UP

KAMIYA

オーバーダイチェックシャツ

S ◯ / M ◯

KAMIYA

オーバーダイチェックシャツ

S ◯ / M ◯

2024年秋冬コレクション

ラストは、カミヤの2024年秋冬コレクションにフォーカス。アナザーアドレスで展開予定のアイテムも併せてご紹介しますので、ぜひ最後までチェックしてみてください。

「Time is Blind」をテーマに掲げた今シーズン。激動する時代の流れに飲み込まれることなく、強い芯を持って独自のスタイルを貫くという決意が込められたコレクションで、カミヤらしい要素が随所に散りばめられているのが特徴です。

クリエイションに際して思いを馳せたのは、1950-60年代のドイツに生き、アメリカのカルチャーを独自のスタイルへと昇華させた労働者たち。エルヴィス・プレスリーの写真をベルトのバックルに大胆に貼り付けたり、ジーンズのフライフロントをボールチェーンで閉じたりするなど、アメリカ的な記号を過剰に積み重ねた先に生まれるユニークなスタイルからインスピレーションを得て、彼らの反骨精神やDIYの手法をワークウェアやミリタリーウェアに投影していったといいます。